年末年始のご案内
提灯奉納のご案内
『毎年、境内を賑々しく盛り上げるため、氏子崇敬者皆様の名入りの長型ビニール提灯(白地に黒文字、34×63cm)を掲げております。ご賛同ご奉納希望の方は、下記参考の上お申し込み下さいますようお願致します。
- 【奉納期間】
- 毎年、秋まつりの2日間と、年末年始の4日間(12月31日~1月3日まで)
- 【奉納申込】
- 奉納者の名前(個人名もしくは団体名)・住所・電話番号、奉納する提灯の数、ご希望名入れ(提灯に記す名前)を記入した用紙を、西野神社社務所に御提出下さい。
申し込みの締め切り日はありませんが(通年受け付けております)、12月10日頃までにお申し込みいただければ、年末年始の掲示に間に合います。 - 【奉納金額】
- 提灯1張につき、初年度(申し込み時)は1万円、2年目以降は維持費として3千円(設置費・電気配線・破損保証)お納め下さい。
なお、6年目以降の破損は保証されませんが、提灯が使用可能な場合は引き続き奉納可能です。途中で奉納を中断される場合は、提灯はお返し致します。』
年を祝う
- 1、「とし」と「いのち」
- 普段の生活ではあまり意識することのない「年」ですが、お正月にお年玉をもらったり、節分には年の数だけ豆を食べたり、一定の年齢に達すると神社にお参りに行き家族そろってお祝いをする…、そんな習慣が今日に伝えられていることを考えると、日本人がずいぶんと「年」にこだわって生きてきたことがわかります。
単なる時間の積み重ねではない「年」に抱き続けて生きてきた、そんな日本人の「年」に対する思い入れを、こんな時代だからこそ考えてみたいと思います。
- 2、年に込められた願い
- 私たちの祖先は、お正月を迎えることで年を一つずつとるという考え方を、「数え年」として生活の中に取り入れてきました。今日でも年配の方に年齢を尋ねると、数えで何歳という答え方をしばしば耳にします。
これは、稲作を中心とした生活習慣から生まれてきました。私たちの祖先は、春に蒔いたもみが苗となり、初夏の田植えを経て、秋には黄金色の稲穂を実らせるという流れを生活の基本的なリズムや精神の規範におき、やがて「年」と呼ぶようになりました。
その中でもお正月は、稲に宿る新しい力を自分たちの中に分けていただく期間として、特に大切にしてきました。
- 3、お年玉
- 「初詣」、「お雑煮」、「お年玉」など、一年の始まりのお正月には日本人が古来大切にしてきた「年」の観念を見ることができます。例えば、お年玉に注目してみると、今日ではお金を包むことが多くなりましたが、もともとは丸いお餅を大人も子供もいただくものでした。このお餅をいただくことでお正月にお迎えする年神様の魂を分けてもらい、年を一つ取ることができると考えたのです。
- 4、人生の節目と日本人
- 日本人は、人生の節目節目にそれまで積み重ねてきた年を振り返り、生命の尊さを考えてきました。
私たちは毎日、家族をはじめ多くの人たちや、自分の周りの様々な見えない力に支えられて生きています。日本人は、この生命を支えてくれる見えない力の働きを「神様のおかげ」と呼び、神様に感謝する心を培ってきました。
それは一日の神棚への祈りからはじまり、お正月の初詣、それぞれの年の節目のお祝いへとつながっています。「数え年」は、この節目節目のお祝いを地域の人々、周りの人々に誰もが同じ時に同じように祝っていただけるのです。
七五三や成人式などのお祝いも、様々な支えによって生かされて今日に至っている自分の存在と、生命のつながりを確認する機会ともなります。
正月と食
- 若 水(わかみず)
- 一月一日の早朝、井戸水を汲んで神に供えること。またその汲んだ水を若水いう。若水は、年神への供え物や家族の食事を調えたり、お茶をいれたり、洗顔にも用います。
若水は邪気を除くと信じられ、元日の朝早く、まだ人に会わないうちに汲みに行き、もし人に出会っても口をきかないしきたりであったという。
水道が普及するまでは各地で正月の儀礼の一つとして行われていました。 若水を汲むのは年男の役目とする所が多く、水を汲む場所は掘り井戸ですが、井戸が掘られる前は川や泉でした。土地によっては水道が普及した後でも、川や泉で汲むという慣習を守っているところもあるそうです。
水道であれ、水は大切なものであることは今も同じ。蛇口に輪飾りをつけ感謝を込めて汲むと、縁起のいい水になる。これをお屠蘇の後かお雑煮の前にのむそうだ。
女性は、この水で顔を洗うと若さを得、美人にになるといわれ、若水ですった墨で書き初めもする。
- お節料理
- 「お節(おせち)」といえば、今では正月の料理という意味で使われることが多いこの言葉、元々は「御節供(おせっく)」の略。季節の節目に神に供えるものということで「節供」である(今は節句と書くことが多いが、本来は節供)。年神を迎える正月は家族が一同に会し、供物の一部を分かち食する「直会」を行い新年を祝いました。
また、三が日あるいは松の内までに大切な人を招いてもてなす料理でもあり、この饗応自体を「お節」あるいは、「お節振舞」と言ったそうだ。
お節料理は、目出度い材料を用いた「晴れの料理」。また、火を使わないで食べることの出来る料理でもあり、年中忙しい竈の神様と女性を休めるための料理とも言われる。
包丁を使わないということにも金気を避ける・切るという言葉を忌むという意味があるようだ。
現在、一般的にお節料理と言えば重箱に盛られた重詰めの料理のことをいいます。 お節料理は、それぞれにめでたいいわれがあり、地域によっても様々です。
- 黒豆 「まめに暮らせるように」との語呂合わせ黒は道教では邪除けの色とされている。
- 蓮根 たくさんの穴がある形状から将来の見通しがきくとの縁起担ぎ。
- 昆布 「喜ぶ」に「子生」と当てて子孫繁栄。古くはめでたく「ひろめ」「えびすめ」とも。
- 叩き牛蒡 豊年を象徴する瑞鳥を表し豊作と息災を願う。黒い色は邪を祓う色でもある。
- ニシン 「春告魚」とも書く春の使者。その子供が数の子「数」は子孫繁栄を表す。
- 蒲鉾 形が日の出に似ているので、お節に欠かせない。赤は魔よけ、白は清浄を表す。
- 八つ頭 八方に頭があるように見え、親芋が大きいことから、頭となることを願ったもの。
- 海老 長寿を表す縁起物の代表格。脱皮は清明の更新とされ祝いの膳の定番。
- 一般的な重詰め
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- 一の重…口取り
- きんとん、かまぼこ、伊達巻き
- 二の重…焼き物
- 小鯛の塩焼き、ぶりの照焼き、鶏肉の松風焼
- 三の重…煮物類
- 八つ頭、牛蒡、人参などの煮染め、昆布巻
- 与(四)の重…酢の物
- 紅白なます、菊花かぶ
- 祝い肴(三つ肴)…一の重に詰めるか、別の器に盛る
- 数の子、田作り、黒豆
- お雑煮
- お雑煮は 正月の祝いの食物です。
お節料理と同じく「直会」を意味し、 雑煮で正月を祝うようになったのは室町時代といわれています。雑煮は、餅が臓腑を保養するところから「保臓(ほうぞう)」から雑煮になったとの説があるようです。
元々は神様へのお供えでそれを「直会」でいただくことによって神様の祝福を受け、1年中家族全員が健康に暮らすことができる。
- お屠蘇
- お屠蘇を飲んで無病息災を願う
お屠蘇とは正月に飲む、屠蘇散を浸した酒または味醂のことをいいます。邪気を祓い、一年の無病息災を願います。山椒、桔梗、肉桂、白朮、防風などを調合して紅絹袋に入れ、酒か味醂に浸します。古くから、「屠蘇祝う」と称して大中小三種の盃で頂き、無病息災を祈りました。
三ツ重ねの杯を用い年少者から年長者へ各々上の杯から順に計3回づつ飲む。
- 鏡餅 鏡開き
- 鏡餅とは神供用の丸くて平たい餅のことで、お供え、お鏡とも呼ばれています。
もともと年神に供える餅のことを言いました。 昔から神仏の祭りには餅を供えるならわしが有り、 鏡餅という名は、鏡の形に由来します。古く、鏡は神の依るところと考えられ、神事に使われ宗教的な意味合いの濃いものでした。今日でも、神社の祭事には薄い鏡状の丸餅を供える所があるそうです。
鏡餅を供える場所は、床の間や神棚、仏壇、年棚といった所から、近年では住宅事情により多様化してきています。 三方に奉書紙を垂らして敷き、ゆずり葉と裏白をのせ大小二つの鏡餅を重ね、その上に橙の他、串柿、昆布などを飾ったものが一般には知られていますが、飾り方も地域や家によって違いがあります。
鏡開きは正月に供えた鏡餅を食す行事。一月十一日に行うのが通例で、刃物で切ることを忌み、手や槌で割ります。鏡餅は「切る」とはいわず、縁起を担いで「開く」と呼ぶ習わしがあります。砕いた餅をおしるこなどにしていただきます。
・・・飾り方も地域や家によって違いがあります。
とにかくおめでたく飾ることが大切。- 松竹梅鶴亀 おめでたい飾り熨斗は身代をのし上げることを意味する。
- ゆずり葉 別名親子草新芽が成長すると古い葉に譲る。子孫が永く続くことを願ったもの。
- 昆布 「喜ぶ」との意味から広布(ひろめ)夷子布(えびすめ)のめでたい異称もある。
- 橙 実が7年は落下せず、再生を繰り返す。そこから家の「代々」の繁栄の象徴となった。
- 裏白 葉が落ちず、新芽が重なって生ずるので家族の繁栄を、また夫婦仲の良さも表す。
- 紙垂 「御幣」「四手」とも。稲穂の垂れ下がった姿を表し、豊作を祈る神事に使われた
・・・・砕いた餅をおしるこなどにしていただきます。
最近は真空パックされた鏡餅があるが、刃物を使わなければ開かないから縁起上好ましくない。表面にカビが生えていたらアルコールでふき取るか、金たわしでこすり取るとよい。
- 七 草
- 「せり・なずな・ごぎょう・はこべら・ほとけのざ・すずな・すずしろ」春の七草。正月七日には、この七草を炊き込んだ七草粥食べると無病息災で一年を過ごせるとか。
- 恵方巻(えほうまき)
- 関西ではやりだした行事である。
節分の夜にその年の恵方(歳徳神の在する方位)に向かって、太巻きをまるかぶりするのが習わしで食べている間は、無言でなければならない。
七福神にちなんで、かんぴょう、キュウリ、シイタケ、伊達巻、うなぎ、でんぶなど七種類の具を入れて、福を食べるという意味合いもあるらしい。「福を巻き込む」という説らしい。
「まるかぶり」についても、包丁で切ることで中に巻き込んだ福がこぼれないためとも言う。また、赤い色(でんぶ?)を赤鬼、青い色(キュウリ?)を青鬼と見立てて、これを平らげるという話もあるようだ。
正月と行事
- 正月2日に行われ仕事の準備をしたり、稽古を始める儀式の日。書き初め用の筆と墨は新しいものを用意し、その年の恵方に向かって若水で墨をすり、おめでたい詞歌や詞、自作の賀頌をしたためる。吉書は神棚に上げておくか、部屋に飾り、15日のどんど焼きの火で焼く。これを吉書揚げといって、紙が高く燃え上がれば上がるほど、腕前は上達するといわれている。
- 初夢
- 年が明けて初めて見る夢のことで1月2日に見る夢をさす。夢は神仏のお告げと信じられ夢で吉凶を占ってきた。とりわけ初夢は1年の運勢を判断する重要な物だったからいい夢を見て良い1年になることを願った。めでたい夢の筆頭は「宝船」「一富士、二鷹、三茄子」がある。
神棚の祀りかた
お正月セット
- 天照皇大神宮大麻
- 西野神社神札
- 歳徳神 (一月七日迄)
- お宝夢見札 (一月二日迄)
- 高島暦
初穂料 1600円
家内安全 商売繁盛符
300円
竈神様鎮火札
700円
神棚の祀りかた
- 1、大麻・神札
- 神棚をお祀りする際に一番大切な事は、常に清浄でなければならないことですが、同時に生命力にも溢れていなければ成りません。そのためには毎年正月に神札(おふだ)や〆縄を新しくする必要があります。これは、正月に若返られた神霊のご加護を願う伝統的信仰といえます。
神札は、暮れの内に神社からお受けするのが正式ですが、新年のお参りの折りに受けてもかみません。〆縄や注連飾りも買い求め、歳末の吉日を選んで神棚を掃除してから新しいお札を納め、青々とした新しい〆縄に張り替えるとよいでしょう。
紙垂の作り方
まず適宜の大きさの紙を二つ折りにします。
次に図のように切り込みを三本入れます。(切り込む長さは高さの三分の二)
左端の一片を指で押さえて残りの三片を順次手前へ折り返します。
- 2、歳徳神
- 特にお正月に家々に迎え奉る歳徳神は、「歳神さま」「お正月さま」などとも呼ばれ、新しい年の穀物の稔りを約束してくださる神さま、私たちの生命を与えてくださる神さまであり、いつも私たちを見守って下さる尊い神さまと申し上げてよろしいでしょう。
多くは・恵方棚などと呼ぶ棚を憑くってお祀りしますが、床の間にお祀りする場合もあります。最近では神棚の下に垂らして一年の平穏と安泰を祈り、どんど焼きには納めます。
正月いろは
「服忌」のこころえ
ご家族が亡くなったとき、一定の期間、身を慎みます。この期間中を「服忌」(ぶっき)「忌服」(きぶく)といい、神社への参拝、祭りごとへのさんか、お祝い事等を遠慮するのが一般的です。地域の習慣もありますが、下記の日数を目安にされたらよろしいでしょう。
一、服忌の期間に関すること
- 父母・夫・妻・子 ………………………………………………… 50日
- 祖父母・孫・兄弟・姉妹 ………………………………………… 30日
- 曾祖母・曾孫・甥・姪・叔父・叔母 …………………………… 10日
- その他の親族 ………………………………………………………… 2日
- 特に親しい友人知人 …………………………………………… 2日程度
- 配偶者に親族については、前項を一項ずつ繰り下げたに日数による。
但し前項エオについては服さない。 - 本葬・社葬などが右の期間を過ぎて行われた場合は、更にその当日のみ服する。
二、服忌中に関すること
- 地域における祭礼行事などへの参加を遠慮する
- 結婚式・宮参り・七五三祝等の人生儀礼への参加を遠慮する
- 喪家(弔いを出した家)にあっては、服忌中、神棚を白紙で覆い、神祭りを遠慮する。
- 喪家にあっては、神札をまつること以外の正月飾り、年賀状を含む年賀の挨拶などについては、当年度これを行わない。
- 服忌期間中に、新年の「お伊勢さま」「氏神さま」等の神札の頒布があった場合期間を過ぎてから神社に出向いてこれを授かる。
- 1、お神札(おふだ)とお守り
- 古代の人は、さまざまな危険や災難から心身を守るために、石や骨、鏡や剣といった呪物(霊威をもつ物)を、身近に携えていました。 そうすることにより、神様のお力で心身を守れると信じられていたのです。のちにその呪物が時代とともに形を変えて、「お神札」や「お守り」となったのです。 もちろん古代と現代とでは、その内容も信仰の形も違います。
お神札は、家内安全や火災、疫病といった災厄からも私たちを守ってくれるもので、主に神棚にお祀りしたり、門口や柱に貼ったりします。お守りは、お神札を小型化したもので、木片や紙片に神社名が記されています。 それをお守り袋に入れて、常に身につけておきます。
お守りには、肌守りを始めとして、厄除や良縁、安産、交通安全、学業成就などを祈願した、さまざまな種類のお守りがあります。これらのお神札やお守りは、神職が神前にてお祓いと祈願を済ませたものを授与しておりますので、神霊の御分霊が宿ったものなのです。
お札お守りを受けられる時間
- 12月31日 9:00~17:00
- 1月 1日 0:00~21:00
- 1月 2日 9:00~20:00
- 1月 3日 9:00~19:00
- 1月 4日以降 9:00~17:00
- 2、破魔矢(はまや)・破魔弓(はまゆみ)
- お正月に神社に参拝した際に、破魔矢を受けられる方は多いことかと思います。破魔矢は正月の期間に社頭で頒布されている授与品の一つで、その年の干支の絵馬が付いたものがあるなど、一年間お飾りする縁起物となっています。
破魔矢の由来は、破魔弓と一式になったものであり、全国各地に見られる年占の際におこなわれた弓射を起源にするものともいわれております。これは各地区ごとに弓射を競い、勝った方がその年の豊作に恵まれるというもので、作物の豊凶をトするためにおこなわれてきました。
また、正月の男児の遊戯としても用いられていましたが、江戸時代以降、子供の成長の無事を祈る縁起物として、装飾を施した弓と矢が男児の初正月や初節供に贈られるようになりました(女児は羽子板)。その後、これが簡略化されて矢だけが魔除けとして、正月に神社で授けられるようになったと考えられます。
破魔矢はその名称の通り、魔を破り、災厄を祓う矢として信仰されています。上棟祭の折にも、鬼門の方角である東北と裏鬼門の方角である西南の方向に向けて、屋上に二張りの飾り矢を設けたり、鳴弦の儀と称して、神職が実際にこの方向に向けて弓射をおこなうのもこうしたことに基づくものです。
しかし、破魔という字を充てたのは後世のことであり、本来「ハマ」とは弓射に用いた丸い的のことで、各地に濱井場(はまいば)という地名が残るのも初春に「ハマ」を射た場所であることを意味したものとする説なども有ります(柳田国男「濱弓考」)
さて破魔矢の飾り方についてですが、神棚の上や床の間など清浄な場所に飾って戴ければ問題ありません。矢先の方角についても上棟祭の場合のように特に決められた方向はないかと思います。
- 3、 絵馬(えま)
- 祈願または祈願成就の感謝の証として神社に奉納する、馬の絵を描いた額のことを「絵馬」といいます。 絵馬の形は、板の上部を山形にしたものが大半を占め、これにそれぞれの願い事を書いて奉納します。
日本では古くから、神さまの乗り物として馬が神聖視され、お祭りや祈願のときには、神馬(じんめ)といって生きた馬を神に奉納する風習がありましたが、その代わりとして、板に馬の絵を描き奉納するようになったのが絵馬の起源とされています。
絵馬が一般大衆に広まったのは、鎌倉時代以後のことです。 その頃から、馬の絵の他にもさまざまな動物(キツネやへビなど、お祀りされている御祭神と関わりのある動物)も描かれるようになりました。
さらに時代が下るにつれて図柄は多様化し、病気平癒を願う絵馬(例えば、目を病んでいる人のために目の絵が描かれている絵馬など)の他に、安産や子育てなどの絵馬が次第に増えてきました。
最近では入学祈願や就職、良縁を求めるための絵馬が増えています。
- 4、おみくじ
- お正月に神社に参拝した際に「おみくじ」を引き、今年の年回り(運勢)などを占われた方も多いかと思います。 一般的に「おみくじ」は、個人の運勢や吉凶を占うために用いられているわけですが、種類もいろいろとあり、神社ごとに工夫も窺うことができます。その内容には、大吉・吉・中吉・小吉・末吉・凶という吉凶判断、金運や恋愛、失せ物、旅行、待ち人、健康など生活全般に亙る記述を見ることができます。また、生活の指針となる和歌なども載せられています。
そもそも占いとは、物事の始めにあたって、まず神様の御神慮を仰ぎ、これに基づいて懸命に事を遂行しようとする、ある種の信仰の表れとも言えます。例えば、小正月などにその年の作柄や天候を占う粥占神事や、神社の祭事に奉仕する頭屋(とうや)などの神役を選ぶ際に、御神慮に適う者が選ばれるよう「くじ」を引いて決めることなど、古くから続けられてきました。「おみくじ」もこうした占いの一つと言えます。
「おみくじ」を吉凶判断の目的として引くのではなく、その内容を今後の生活指針としてゆくことが大切なことと言えます。
凶などの「おみくじ」を神社境内に結んで帰る習わしもありますが、「おみくじ」を持ち帰って充分に読み返し、自分自身の行動に照らし合わせたいものです。
大吉や大凶が出るとその反対になりやすいという説もありますが、これは「陰陽道」的な考え方の、「陽極まれば陰生ず、陰極まれば陽生ず」という言葉に由来されていて、大吉や大凶など対局にあるものはその逆方向に転じ易いということをあらわしています。吉であっても気をつけよ、凶であっても用心して誠実に事にあたれば必ず御加護がある、そうです。
おみくじは、むやみに境内の木々に結びつけると植物が傷みますし、景観を損なう心配もあります。「おみくじ結び所」へ結んでください!
よく質問される吉凶の順番は諸説有りますが当社はこのようにお話ししています。
大吉 >中吉 >小吉 >吉 >末吉 >凶 >大凶
正月の行事
- 1、注連縄・〆飾り頒布
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12月23日~12月31日 午前9時~午後5時 神社境内
- 2、大祓式
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12月31日 午後3時 神社本殿
その年の上半期6ヶ月間の罪や穢れを祓い落とし、夏の暑さに耐えてひと夏を元気に過ごせるよう祈念する、6月末日に執り行われる神事を「夏越の大祓」といいますが、それに対して、その年の下半期6ヶ月間の罪や穢れを祓い落とし、新たな年を迎えるために心身を清める、12月末日に執り行われる神事を「師走の大祓」といいます。
どちらの大祓でも、人形(ひとがた)に、ご家族の氏名・ 生年月日・年齢を、車形(くるまがた)に交通安全への祈念を込めて、自動車ナンバー・使用者氏名を記入して、静かなる反省と祈念を込めて身体をなで、息を三度吹きかけて自分の一切の罪や穢れが人形に移るよう祈念し、神社に納めることで、半年間の罪穢れや災厄を祓い、併せて家内安全と無病息災をお祈りします。
※人形・車形をご希望の方は、お申し出下さい。ご郵送いたします。
※人形・車形のお祓い料は、随意ご芳志を人形と同封の上、お送り(郵送)くださるか、直接神社にお持ちください。
※大祓終了後、貴家御安泰の大祓祈祷神札と撤下品をご送付申し上げます。
- 3、大晦日
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除夜祭 12月31日 午後10時 神社社殿
煤払いや門松迎え、餅搗き、年神棚を設えたり、おせち料理の下ごしらえをするなど様々な準備をして年越しの夜を迎えます。これが大晦日です。
除夜祭とは、大晦日の夜に神社で斎行される、年越祭とも称される祭典で、今年一年間の神様の御恵みに感謝する祭典です。
尚、31日午前零時より元旦午前8時まで、御神酒 甘酒が振る舞われます。
大晦日から元旦までの間神社などに参拝する行事を除夜詣でといい、年越しの境目が除夜となる。昔は年が一つ増えるから「年取り」ともいった。この「年取り」に家族みんなが
一緒に年をとるために数え年が生まれたとの説も有る。
除夜は年神(としがみ)を迎えるために、心身を清め、一晩中起きているのが年越しの習いで、年神を迎える神聖な物忌みの夜であった。
- 4、初詣
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歳旦祭 1月1日 午前9時 神社社殿
除夜の鐘が鳴り終わってから元日に土地の氏神や神社仏閣に参詣することをいいます。
歳旦祭とは、今年一年間の無事平穏や豊作をお祈りする、元日に執り行われる神事です。
初詣は、元旦に祝いの雑煮を食べてから出かけるのが本来の姿らしいが最近は、三日までとか、松の内までとか言われるようになってきた。
お正月自体は三日、七日までが一般的な様ですが、地域によっては二十日正月といって二十日までとするところもあります。
参拝作法 「二拝二拍手一拝」(二礼二拍手一礼)
- 拝殿の正面に立ったら、軽く会釈をし、鈴を鳴らします。
……鈴は邪なるものを祓う力があると考えられており、鈴の音によって邪気を払うので、きちんと音を鳴らします。 - 賽銭箱に賽銭を投げ入れます。
……捧げものとして神前に米を撒く風習の名残り。大事な米や銭を何の代償もなしに散ずることは私欲があっては出来ないことなので、賽銭を投げることによって心の靄を祓うという意味があります。 - 二拝(2回頭を下げておじぎをする)
……神への敬意を表します。 - まずは胸の高さで掌を合わせ、右手を少し下にずらして二拍手。その後、指先をきちんと合わせて祈りを込めてから手を下ろします。
……掌をずらすのは、神と人とがまだ一体になっていないということ。二度手を打つことで神を招き、その後掌を合わせることで神人が一体となり、祈願を込めて神の力を体得するからだそうです。 - 最後に一拝をして終了。
……もう一度おじぎをすることで神を送り返します。
※「二拝二拍手一拝」が参拝作法の基本となっておりますが、神社によっては特殊な拝礼作法を行っているところもあります。
- 5、恵方詣(えほうもうで)
- 氏神、または自宅の場所から見てその年の恵方にあたる方角の神社仏閣にお参りをして、今年一年の無事と平安を祈る行事である。 歳徳神は恵方神とも呼ばれ、年によって異なった方向に宿るといわれる。その方向を恵方というが、恵方にある社寺に参拝するのを恵方詣といった。古くは年籠りといって、祈願のため大晦日の夜から朝にかけて、氏神の社に籠るのが習わし(御籠り)であった。やがて、この年籠りは除夜詣でと元日詣での二つに分かれ、初詣の原形となっていった。現在でも、除夜に社寺に参拝してのち一度家に帰り、元旦になってまた参拝するという土地もある。
年の十干 方 角
甲・己の年 甲(寅卯の間) 東北東
乙・庚の年 庚(申酉の間) 西南西
丙・辛の年 丙(巳午の間) 南南東
丁・壬の年 壬(亥子の間) 北北西
戊・癸の年 丙(巳午の間) 南南東※平成31年は「己」の年で東北東となる
- 6、新年祈祷案内
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1月1日~2月3日(節分)まで
1月1日 午前零時~午前1時30分 神社社殿
午前10時~午後4時30分 神社社殿
1月2日以降 午前9時~午後4時30分 神社社殿
※年齢は下記ページの表を参照下さい。 玉串料4000円
日本人は厄災や厄難を受けやすいと信じられている特定の年齢を「厄年」と呼び慣わしてきました。長い人生には体調不良や厄災が重なることがあります。その年回りをよくよく考えてみると「厄年」であった、とはよく耳にする話ですが、「厄年」には遠い祖先からの生活から学んだ知恵や教訓が込められています。今までの不摂生への反省や、生活に緊張を与える意味においても大切な節目とされてきたのです。
また毎年の自分の生まれ星(九曜星)の巡りが北東(表鬼門)・南西(裏鬼門)・北の方位に位置する年は「星厄」に当たり、更に方位吉凶盤の中央に位置し、過去に方位を犯した場合、家相が悪いなどの場合は、四方八方からの災難を防ぎ、好転するよう「八方除け・方除け」祈願を行います。
その他家内安全・社内安全を御祈願申し上げます。申し込み予約をお受け致しますので、ご希望が御座いましたらお手数ですが、下記申し込みフォームか電話ファックスでお申し込み下さい。
・個人祈祷
・会社祈祷
どうぞご家族お揃いで御参拝下さいますようお待ち申し上げております。
- 7、古神札焼納祭・どんど焼き
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どんど焼き『注連縄』『注連飾り』お預かり期間
1月7日~1月15日迄 AM9:00~PM4:30
但し、おふだ・おまもりについては通年お預かり致します。
- 1月15日
- 午前10時~午後4時30分 神社境内
午前9時~午後12時 西野福祉会館(神社にて焼納)
※午後4時30分に消火致します。時間厳守下さい。当日持参出来ない方は下記日時により予め神社に持参下さい。
交通案内
地図を表示(Googleマップ)
公共交通機関を使って西野神社に来られる場合は、バスを使うことをお勧め致します。
西野神社は、ジェイ・アール北海道バスの「平和1条3丁目 五天山園前」というバス停より、徒歩約1分です。
当社に近い鉄道の駅は、JR函館本線の「発寒中央駅」(当社より約5㎞)や、地下鉄東西線の「発寒南駅」(当社より約3.5㎞)などですが、いずれの駅も神社からはそれなりの距離がありますので、これらの駅からお越しの場合は、駅からバスもしくはタクシーに乗り換えて下さい。
バスをご利用の場合は、発寒南駅前、地下鉄琴似駅前、JR琴似駅のいずれかから、ジェイ・アール北海道バスの「平和の滝入口」行きに乗車し、「平和1条3丁目 五天山園前」というバス停で下車します。
ちなみに、バスの系統(番号)は、発寒南駅前が始発の「平和の滝入口」行きが「発42」、地下鉄琴似駅前もしくはJR琴似駅が始発の「平和の滝入口」行きが「琴42」です。
バスの運行本数は、時間帯によってかなり差がありますが、平均すると、「発42」は1時間に約2本、「琴42」は1時間に約1本、合わせて1時間に平均3本程運行されています。発寒南駅前からご乗車の場合、当社までは約20分、地下鉄琴似駅前からご乗車の場合は約30分、JR琴似駅からご乗車の場合は約35分です。但し、降雪などにより渋滞すると、それ以上の時間がかかることもあります。
ちなみに、発寒南駅からタクシーを使う場合、当社までは凡そ15分です。
なお、盤渓や北ノ沢方面からは、ばんけい観光バスの「発寒南駅」行きに乗り「西野二股」で下車し、「西野二股」からは前述のジェイ・アール北海道バスの「琴42」もしくは「発42」に乗り換えます。