吉祥来福
平成17年の創祀120年を祝し拝殿に十二支の木彫が取り付けられたのを記念して十二干支朱印を奉製致しました。
十二支はそれぞれが動物神と重ね合わされ、毎日の生活の中に親しみを持って今日まで伝えられています。十二支をそれぞれ形どった動物の置物は、その年一年間の縁起物・厄除けとして、古くから年毎に飾られる風習が有ります。
そこで自分の当たり年の朱印はもちろん十二支すべての朱印を受けられ、十二支のあらゆるご利益を得られますよう御祈念下さい。
十二支の説明
本来は、木星が十二年で天を一周することから、中国の天文学で、毎年度における木星の位置を示すために天を十二分した場合の称呼であります。子(し)・丑(ちゅう)・虎(いん)・卯(ぼう)・辰(しん)・巳(し)・午(ご)・未(び)・申(しん)・酉(ゆう)・戌(じゅう)・亥(がい)の総称です。これらを十二の動物にあてることから日本では、ね(鼠)・うし(牛)・とら(虎)・う(兎)・たつ(龍)・み(巳)・うま(馬)・ひつじ(羊)・さる(猿)・とり(鶏)・いぬ(犬)・い(猪)と読みます。
「十二支」は「十干」とともに、順番に年や日を60通りで巡る。また、方位、月、時間を表します。
十二支 | 動物 | 方位 | 五行 | 月 | 時間 |
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子 | 鼠 | 北 | 水 | 11月 | 午後11-1時 |
丑 | 牛 | 北東 | 土 | 12月 | 午前1-3時 |
寅 | 虎 | 東北東 | 木 | 1月 | 午前3-5時 |
卯 | 兎 | 東 | 木 | 2月 | 午前5-7時 |
辰 | 龍 | 東南東 | 土 | 3月 | 午前7-9時 |
巳 | 蛇 | 東南 | 火 | 4月 | 午前9-11時 |
午 | 馬 | 南 | 火 | 5月 | 午前11-1時 |
未 | 羊 | 南西 | 土 | 6月 | 午後1-3時 |
申 | 猿 | 西南西 | 金 | 7月 | 午後3-5時 |
酉 | 鶏 | 西 | 金 | 8月 | 午後5-7時 |
戌 | 犬 | 西北 | 土 | 9月 | 午後7-9時 |
亥 | 猪 | 北北西 | 水 | 10月 | 午後9-11時 |
干支の説明
「え」と兄(え)、「と」は弟(おと)の意味をあらわします。十干(じっかん)を、五行(木・火・土・金・水)に二つずつ分けて、それぞれを陽の気を表す「え」と、陰の気を表す「と」に当て、十二支を順に組み合わせたものです。甲子(きのえね)・乙丑(きのとうし)から壬戌(みずのえいぬ)・癸亥(みずのとい)まで、六十の組み合わせがつくられ、年月日・時刻・方位などを表す名称として用いられています。
1 | 甲子 | きのえ ね | 21 | 甲申 | きのえ さる | 41 | 甲辰 | きのえ たつ |
2 | 乙丑 | きのと うし | 22 | 乙酉 | きのと とり | 42 | 乙巳 | きのと み |
3 | 丙寅 | ひのえ とら | 23 | 丙戌 | ひのえ いぬ | 43 | 丙午 | ひのえ うま |
4 | 丁卯 | ひのと う | 24 | 丁亥 | ひのと い | 44 | 丁未 | ひのと ひつじ |
5 | 戊辰 | つちのえ たつ | 25 | 戊子 | つちのえ ね | 45 | 戊申 | つちのえ さる |
6 | 己巳 | つちのと み | 26 | 己丑 | つちのと うし | 46 | 己酉 | つちのと とり |
7 | 庚午 | かのえ うま | 27 | 庚寅 | かのえ とら | 47 | 庚戌 | かのえ いぬ |
8 | 辛未 | かのと ひつじ | 28 | 辛卯 | かのと う | 48 | 辛亥 | かのと い |
9 | 壬申 | みずのえ さる | 29 | 壬辰 | みずのえ たつ | 49 | 壬子 | みずのえ ね |
10 | 癸酉 | みずのと とり | 30 | 癸巳 | みずのと み | 50 | 癸丑 | みずのと うし |
11 | 甲戌 | きのえ いぬ | 31 | 甲午 | きのえ うま | 51 | 甲寅 | きのえ とら |
12 | 乙亥 | きのと い | 32 | 乙未 | きのと ひつじ | 52 | 乙卯 | きのと う |
13 | 丙子 | ひのえ ね | 33 | 丙申 | ひのえ さる | 53 | 丙辰 | ひのえ たつ |
14 | 丁丑 | ひのと うし | 34 | 丁酉 | ひのと とり | 54 | 丁巳 | ひのと み |
15 | 戊寅 | つちのえ とら | 35 | 戊戌 | つちのえ いぬ | 55 | 戊午 | つちのえ うま |
16 | 己卯 | つちのと う | 36 | 己亥 | つちのと い | 56 | 己未 | つちのと ひつじ |
17 | 庚辰 | かのえ たつ | 37 | 庚子 | かのえ ね | 57 | 庚申 | かのえ さる |
18 | 辛巳 | かのと み | 38 | 辛丑 | かのと うし | 58 | 辛酉 | かのと とり |
19 | 壬午 | みずのえ うま | 39 | 壬寅 | みずのえ とら | 59 | 壬戌 | みずのえ いぬ |
20 | 癸未 | みずのと ひつじ | 40 | 癸卯 | みずのと う | 60 | 癸亥 | みずのと い |
平成28年は33番丙申歳で毎年順番に進みます。
子(ね)
ねずみは俵を抱いている図が多く、米は石高といって財産を意味します。財産を守るのが上手で、あまねく人々に、守る方法を教えてくれます。
子年生まれ
子の年に生る々人は一代の守本尊千手観音也。此人前生にては黒帝の御子也。北斗のとんらく星より白米1石2斗と金子5貫目をうけ得て今世へ生る。前生にて死罪に行はるる人を助けたる功徳にて今生にて衣食に縁有。此人つねに閑静なる所に住事を好む。又子は損虫(んちゅう)とて人より悪(にく)みをうくる事有。慎みてよし。夫婦の縁は初の縁はかわり後の縁定まるべし。子は4人ありて2人の力を得る也。25才よリ前は身上妨げ」ありて苦労多し。年よるほど豊かに成べし。命は73才か又は83才にて終るべし。妙見は寿命を守り弥勒は智恵をさづけ勢至ぼさつは福徳をあたへ賜う。一代のうちよくよく信心すべし。
一説に日子の年の生れは君子は位進み小人は財宝をたもつ。但し生れつき性急なり。29才にて禍あり慎めばよし。
丑(うし)
うしは農業の神さまで、人間の生命の基である米を沢山作ってくれます。人々との付き合いも古く、平和を愛するものです。
丑年生まれ
丑の年に生る々人は一代の守本尊虚空蔵菩薩なり。此人前生は赤帝の御子なり。北斗のこもん星より米1石5斗と金子6貴目を受けて今生へ生る。うまれつき才気ありて弁舌よく応対事をよくす。万事にさとく細工事に器用なり。夫婦の縁初めはたたり離別する事あり。身上初めよく中年に衰え中年過より又仕合なほり老て富貴繁昌とはなるべし。子は4人あれども2人は短命にて先立事あり。老て一人の子の力を得べし。18才にて命あやふき事あり慎みてよし。命は73才にて死すべし。釈迦如来は寿命を守りたまふ。普賢は福徳をあたへ賜ふ。文珠は智恵をさづけたまふ。いづれも一代のうち信心してよし。
一説に日丑の年の生れは父母に孝あり貴人にちかづき衣食つくる事なし。生れ付力つよく心しづかなり。18才の頃禍ひにあふ。善事をなせばまぬがれて天命をたもつべし。
寅(とら)
とらは強くそしてやさしく、いつも安全な道を探して災難の時、人々を救う役割を持っています。
寅年生まれ
寅のとしに生る々人は一代の守本尊は虚空蔵菩薩なり。此人前世にては青帝の御子なり。北斗のろくそん星より米2石金子6〆目を受得て此世へ生るるなり。前生にて殺生をこのみ多く鳥獣を殺したるゆえ、今生にて災難多し。又病身なるべし。然れども30才すぎて仕合よくなり知行財宝に縁有べし。夫婦の縁度々かわる事あり。夫婦同年ならば長くたもつべし。子の縁は前生の殺生のむくひにて育がたし。仏に祈り求むべし。又養子してよし。35~6才にて大きに災難あり。58~9才にて命危し。命は66才か又は77才にて終るべし。昆沙門は寿命を守り賜う。大口如来は福徳を与へ賜ふ。不動尊は智恵を授け賜ふ。よくよく信心すべし。
一説に日寅の年の生れは学問を好み総明にして貴し。又手に芸ありて人に重んぜられ衣食足るべし。
卯(う)
うさぎは出雲大社の愛の使いで、人々を愛の力によって結ぶ役割を持っています。
卯年生まれ
卯の年の生れは一代の守本尊は文珠菩薩なり。此人は前生は青帝の御子なり。北斗のとんきよく星より大豆1石7斗と金子7貫目を受得て今世へ生るるなり。此人富貴繁昌にて智恵才覚あり。又学問を好む。諸芸を習事多しといへども末とげがたし。夫婦の縁は良し。子は3人ありて2人の力を得べし。35~6才にて禍あり。48才にて福来たる。命は77才にて終るべし。薬師は寿命を守り玉う。虚空蔵は福徳をあたえ賜う。勢至は智恵をさづけ賜う。いづれも一代信心すべし。
一説に日卯の年の生れは万の事をなすに一度は成就し一度は破るる事あり。末に至りては安楽にて衣食足る。此人天性心美しくして人に愛せらるる,生れなり。
辰(たつ)
たつは必ず雲を抱き、人々に生命の水を分け与えてくれます。十二支のうち唯一の化身であり万能の神さまでもあります。
辰年生まれ
辰の年に生るる人は一代の守本尊普賢菩薩なり。此人前生にては窯帝の御子なり。北斗のれんてい星より米弐石7斗と金子5貫目を受得て今生へ生るるなり。生れつき智恵賢く友朋輩の交り深切なるべし。身上繁昌して衣食あまリあり。夫婦の縁は度々かはるべし。子は6人ありて3人の力を得べし。命は75才にて終るべし。毘沙門は寿命を守玉う。薬師如来は福徳を授賜う。竜樹菩薩は智恵を授賜う。何れも一代の内深く信心すべし。
一説に辰の年の生れは生得心たくみにて気短く父母兄弟の力を得がたし。末にいたりては衣食たる。49才の時水の禍あり慎むべし。善を行はば免れて長命なり。
巳(み)
へびは古来より神の使いとして人々を災難から守るもの。うろこは硬く魔除けで、目的を決めると必ず達成します。
巳年生まれ
巳の年の生れは一代の守本尊普賢菩薩なり。此人は前生にて白帝の御娘なり。北斗のぶきよく星より大豆2石と金子6貫目を受得て今生へ生るるなり。此人は前生にて女人にてありしゆえ前生の業深くして今生にても思い事絶えず。人をそしり妬(ひが)む心あるべし。よくよく慎み心を正しく持つべし。子は2人ありて2人とも力となるべし。25~6才にて福来たり35~6才48~9才にて災難あり。50才にて命危し慎みて良し。命は74才又82~3才にて死すべし。地蔵菩薩は寿命を守り玉う。虚空蔵菩薩は神徳を授け賜ふ。勢至は智恵を授け賜う。一代の内よくよく信心すべし。
一説に日巳の年の生れは初は衣食心に叶う。中年は貧しく晩年には又繁昌也。此人四方に名を揚自ら家業を始む。36~7才にて災ひあり。善を行はば逃れて長命なり。
午(うま)
うまは神社に神馬として関わりが深く、人々を幸福の国に案内する役割を持っています。そうして人々は馬によって出世をしてきました。
午年生まれ
午の年に生るる人は一代の守本尊は勢至菩薩也。此人は前生にては赤帝の御子なり。北斗のはぐん星より粟1石と金子7貫目をうけ得て今生へ生るる也。此人は父母の家に住がたし。父母の家に住む事あれば祟る事有べし。別に家屋敷を持て良し。武家奉公すれぱ手柄を顕し知行感状を受る事あり。いづれも衣食の縁有り、然れども若年の内は苦労多し。年よりて仕合よく夫妻の縁は初め代りて2度めは縁定まり子は3人有れども人の力を得て老後をおくる也。25~6才にて危き事あり。命は62~3才または78才にて死すべし。薬師は寿命を守り毘沙門は福徳を与へ文珠は智恵を授賜う。一代の内よくよく信心すべし。
一説に日午の年の生れは35~6才までは衣食乏しく35才過て追々財宝集まる。但し妻子災に遭う事あり信心して良し。
未(ひつじ)
ひつじは移動する時、必ず丸くなって動きます。丸いものは攻めづらく、人々はいつも丸くまとまって家を守ることを教えています。
未年生まれ
未の年に生るる人は一代の守本尊大日如来なり。此人は前生にて黄帝の御子也。北斗のぶきよく星より米1石2斗と金子五5貫目をうけ得て此世へ生るる也。此人は前生にて物の命を多く断しゆえ其の報ひにて今生に子の縁薄し。されば今生にて物の命を助け神仏を祈り養子をして良し。26才36才にて財を得40才を過て身上祟る事あり。50才過ぎて仕合なほる。何れ一生の内衣食に事を欠ず。63才にて命危し。命は71才にて終るべし。阿弥陀如来は寿命を守玉う。魔利支天は福徳をあたへ賜う。観音は智恵を竈う。一代の内よくよく信心して良し。
一説に日未の年の生れは若き時は財禄定まらず驚き怕るる事あり。38才を過ぎて妻縁定まり諸事心の儘になるべし。此人天性智恵深く人の為になる生れ也。
申(さる)
さるは有名な西遊記の悟空でもあり、智・勇と組織でまとめます。また庚申信仰にも代表されるように神の住む山、金華山に住むといわれています。
申年生まれ
申の年に生るる人は一代の守本尊大日如来なり。此人前生は白帝の御子なり。北斗れんてい星より米15石と金子五5貫目をうけ得て此世へ生るる也。此人は前生にて人を多く殺したる。其の報ひにて今生にて目を煩事あり。又中風の病を煩う事あり。よくよく善根をなして前世の因果をはらうべし此人性質かるがるしく芸能ありて四方より金銀財宝集まり来る。又旅他国をかけ廻り辛労する事有べし。子の縁うすく育がたし。よくよく神仏祈ば子有べし。生は56又は83にて終るべし。観音は寿命を守玉う。勢至は福徳を与賜ふ。妙見は知恵を授賜ふ。皆々信すべし。
一説に日申父母兄弟の力を得がたし。女は一生衣食に事かかずしてよき夫に添べし。男はつねに口舌事絶ず56才を過て財宝あつまり身豊なり。
酉(とり)
とりは毎日夜明けを告げる役割を持っている祝鳥で、古来より祝ものとして衣裳に鳥の文様がある。鳳凰もまたそのうちの一つです。
酉年生まれ
酉の年に生るる人は一代の守本尊不動明王也。此人前生にては白帝の御子なり。北斗のもんきよく星より白米2石と金子7貫目を受得て今生へ生るるなり。生質(うまれつき)心さとく親に孝行なり。又君に忠をなし学門を好み是非をよくわきまへ知。然れども親兄弟に縁薄く孤立の暮らしをすることあり。一代の内若年の内は良く、中年あしく、老て仕合よく富貴繁昌なるべし。42~3才にて大きに災ひ有りよくよく慎むべし。63才にて命危し。命は77才にて終るべし。毘沙門は寿命を守賜ふ。阿弥陀は福徳を与へ賜ひ虚空蔵は智恵を授賜う。深々(よくよく)信心すべし。
一説に日酉の年の生れは一生財禄満人の為になる事多し。又身に病ありよくよく養生すべし。22~3才にて災ひに遭う事有。善根施しをせぱま免れて命長く保べし。
戌(いぬ)
いぬはお産が軽く安産の象徴とされる。又いつも外敵に備へ災難には大きな声をあげ、早く人々に知らせる大事な役割を持っています。
戌年生まれ
戌の年に生るる人は一代の守本尊阿弥陀如来なり。此人は前生にて赤帝の御子なり。北斗のろくそん星より米2石と金子8貫目を受得て今生へ生る。天性(うまれつき)心軽々しく朋友の交りより若年の問は身上浮しづみ度々変わる事有。中年過てより他人の財宝を招き得て身上繁昌すべし。夫婦の縁は初めは崇り、後に智恵ある妻を持つべし。縁は3人ありて1人の力を得べし。又子孫に名を顕す者あるべし。此生れは手の芸はなりがたし。故に商人となりてよし。28~9才にて大に災難あり。68~9才にて命危し。命は73~4才にて終るべし。毘沙門は寿命を守り観音は福徳を与へ賜う。善賢は智恵を授賜う。一代の内よくよく信じ祈るべし。
一説に日戌の年の生れは勇気にして心正し財禄おのづから聚り饒なり。但しおもひ立つ事一度は成就し一度は成がたし。商人職人は貴人に愛せられ福分つよし。
亥(ゐ)
いのししは強くそして目的を一刻でも早く達成する努力をします。いのししの体力と身体は強く、矢をも通さない魔除けの身体を持つといわれます。
亥年生まれ
亥の年の生れは一代の守本尊阿弥陀如来なり。此人は前生にては黒帝の御子なり。北斗のこもん星より白米1石と金子6貫目を受得て今生へ生るるなり。此人は前世にて慈悲善根を為したるゆえに今生へ其報ひ来り衣食に満又手の芸ありて財宝四方より集り来るべし。一生赤き衣類か赤き物を持ちてよし。子は5人ありて2人の力を得べし。28~9才にて災難あり。45~6才にて公事沙汰あり。命は58才~9才か又は85~6才にて終るべし。毘沙門は寿命を守給う。釈迦は福徳をあたへ給う。弥勒は留恵を授給う。一代のうちよくよく信心ありてよし。
一説に日亥の年の生れは住所定まらず40~1才にて禍いあり。65才にて衣食集る。賊難の事を用心すべしとあり。
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