西野神社   吉凶神

 

吉凶神

吉神

最大の吉方位は「恵方(えほう,あきのかた)」と呼ばれる歳徳神(としとくじん,としとくかみ)のいる方角です。

■歳徳神(としとくじん)

歳徳神は歳徳・歳神とよばれその年の福徳をつかさどる神。本人の本名星と一致するときは特に大吉となる。家屋の建築・結婚・移転・旅行・商取引は吉。ただし月の凶神・歳破神・金神と同じに位置する場合は凶災をこうむることもある。この方位はその年1年の開運の方角であり、恵方と言います。

■天道(てんどう)

天の道の理に従う方位で、旅行や結婚などといった移転などすべてに大吉ですが、天徳・月徳と同じ方位にある場合はさらに増して吉。この神に関しては、年単位の運行と月単位の運行があります。年単位の運行では必ず反対側の2方向に同時に来ます。

 
月の配置
正月・9月 南(午)     5月 西北(乾)
2月 南西(坤)   6月・10月 東(卯)
3月・7月 北(子)   8月 東北(艮)
4月・12月 西(酉)   11月 東南(巽)

■天徳(てんとく)

天徳は太陽神で火の紙、万物の育成に吉であるとします。やはり年単位の運行と月単位の運行がありますが十二支対応は同じです。6大方殺以外の凶神ならば、どれと重なっても吉。

 
月の配置
正月 丁ひのと     7月 癸みずのと
2月 坤こん   8月 艮ごん
3月 壬みずのえ   9月 丙ひのえ
4月 辛かのと   10月 乙きのと
5月 乾けん   11月 巽そん
6月 艮ごん   12月 庚かのえ

■天徳合

格は天徳より下で、月徳と同性格。この方角に向かって事を成せば幸福が得られる。ただし2月・5月・11月には無い。

 
月の配置
1月 壬みずのえ     7月 戌つちのえ
3月 丁ひのと   9月 辛かのと
4月 丙ひのえ   10月 庚かのえ
6月 己つちのと   12月 乙きのと

■月徳(げっとく)

月徳は月の神で悪を消滅させ百事に用いて吉。多くの悪が解消され、福を集めるとされます。

 
月の配置
1月・5月・9月 丙ひのえ
2月・6月・10月 甲きのえ
3月・7月・11月 壬みずのえ
4月・8月・12月 庚かのえ

■月徳合

吉神ですが、月徳よりも作用は弱くなります。

 
月の配置
1月・5月・9月 辛かのと
2月・6月・10月 己つちのと
3月・7月・11月 丁ひのと
4月・8月・12月 乙きのと

■人道

吉神ですが、天道より作用は弱いようです。

■歳禄神(さいろくじん)

歳徳神・太歳神と並ぶ三大吉神。この方位で土を動かしたり、縁談を進めたり、商い、建て替え、増改築、開店、相談事をするのはたいへん吉で、すべて成就成功する。

■歳枝徳(さいしとく)

災いを救い、弱気を助ける神とされます。太歳神の5年先を行きます。

■歳徳合(としとくごう)

歳徳合は、歳徳神の陽に対し陰であり、主に内輪のこと、家内に関することに対して吉作用を表すとされます。

■生気方(せいきかた)

万物育成の徳を備えていて、育ったり増えて良いものについては何事にも吉となります。また、この方角に向かって座ったり寝たりすれば病気にかかりにくいとされます。年単位の運行と、その人の生年に対応する方位とがあります。

個人の九星による配置
一白水性 六白金星 七赤金星の方位
二黒土星 九紫火星の方位
三碧木星 一白水星の方位
四緑木星 一白水星の方位
五黄土星 九紫火星の方位
六白金星 二黒土星 八白土星の方位
七赤金星 二黒土星 八白土星の方位
八白土星 九紫火星の方位
九紫火星 三碧木星 四緑木星の方位

凶神

その年の凶方には神殺と方殺があり神殺には八将神(太歳神・大将軍・大陰神・歳刑神・歳破神・歳殺神・黄幡神・豹尾神)と金神・その他の凶神方位。

方殺は一般に六大凶殺といわれる本命殺・本命的殺・五黄殺・暗剣殺・歳破・月破の教方位をさす。

【神殺】

■金神(こんじん)

吉神である歳徳神の正反対の方位に、金神が在位する。金の性で、戦争・早魃・疫病など殺伐を司り、この方位を犯すと「七殺」(しちさつ)といって、家族七人に死や害が及び、家族の数で足りない時は近隣にまで害を及ぼすという強烈な凶意を持つ。鬼門以上に恐ろしい。特に土を動かしたり、造作・修理・移転・旅行などを忌む。

ただこの金神には遊行方位と季節別の遊行日があり、さらに間日(まび)といって、金神の方位に対してものごとをしても差し支えないとされる日がある。

遊行方位(ゆうこうほうい)
甲寅の日からから5日間 南の方角
丙寅の日からから5日間 西の方角
戊寅の日からから5日間 中央
庚寅の日からから5日間 北の方角
壬寅の日からから5日間 東の方角
これらの方位以外は安心して何事も出来る。

季節別遊行方位
春(立春から立夏の前日まで) 乙卯の日から5日間(東)
夏(立夏から立秋の前日まで) 丙午の日から5日間(南)
秋(立秋から立冬の前日まで) 辛酉の日から5日間(西)
冬(立冬から立春の前日まで) 壬子の日から5日間(北)
これらの方位以外は安心して何事も出来る。

間日(まび)
「丑」の日
「申」の日
「未」の日
「酉」の日
この日は物事をしても差し支えない。

□季節の変りにかかわりなく、遊行する方位
金神がいてもその方角に九星の吉星である一白・六白・八白・九紫が来ていれば大丈夫 吉神と凶神が同座する場合も大丈夫と言われます。しかし吉星吉神がいても歳破・暗剣殺・五黄殺が来ていたらだめだとも言われます。

暦によっては、金神が「地金神(じこんじん)、庚金神(かのえこんじん)、辛金神(かのとこんじん)、」あるいは、「太金神(だいこんじん)、姫金神(ひめこんじん)、巡金神(めぐりこんじん)」というように、三つの金神に別れていたりする。その別れた理由ははっきりしないが多くの暦には「太金神、姫金神、巡金神」が掲載されており、いずれも大凶方位である。

■太歳神(たいさいじん)

木星(歳星:さいせい)の精、四季の万物の成長を見守る吉神。であることから、木の伐採や草刈りは厳禁で、反対に植えたり、物を殖やしたりすることは吉。そこから、建築・建て替え・増改築・造作・移転・結婚・従業員の雇用などは吉、反対に掛け合い事、取り壊しのような破壊に繋がることは大凶とされる。太歳神は、その年の十二支の方位に在位する。例えば卯年には卯の方位、つまり東にいてその年の全般を司る。

■大将軍(だいしょうぐん)

大将軍は太白(金星)に関連する神。本来は神様たちの軍事を司る長で 俗に「三年塞がり」といい、3年間同じ方位に留まる。金神と同様、荒々しい神とされ、この方位で特に建て替え、増改築、造作、移転、動土、伐木など凶。旅行には警戒が必要。しかし、さすがに3年もその方位を塞がれると不便なので、大将軍も金神と同様、遊行日があります。その規則は次の通りです。

遊行方位
春(立春から立夏の前日まで) 「甲子〜戊辰」迄の日の5日間(東に遊行)
夏(立夏から立秋の前日まで) 「丙子〜庚辰」迄の日の5日間(南に遊行)
秋(立秋から立冬の前日まで) 「庚子〜甲辰」迄の日の5日間(西に遊行)
冬(立冬から立春の前日まで) 「壬子〜丙辰」 迄の日の5日間(北に遊行)
土用 「戌子〜壬辰」迄の日の5日間(中央に遊行)

なお、ここでの春・夏・秋・冬とは、各々立春・立夏・立秋・立冬から各土用が始まるまでの期間です。

■太陰神(たいいんしん)

「だいおんじん」とも読むようです。太陰神は鎮星(土星)の精で、太歳神の妃であるとされます。女神なので女性に関すること、嫁取り・愛人を作ること・出産に行くことなどは控えた方がよいとされますが、それ以外のことについては吉とされます。しかし逆に、女性に関することについて吉とする説もあるようです。また弁天信仰の影響から、学問・芸術に関しては大吉方位である。

■歳刑神(さいけいしん)

「さいぎょうしん」とも読む。これは辰星(水星)の精。刑罰を司る神で、特に種まきや木を植える行為は凶とされます。しかし武道を修める、破壊的事業を営む、武器を置くのはこの神に喜ばれて吉とします。

■歳破神(さいはしん)

方殺の歳破のことで、その年に十二支と反対側の方位。伝説としては土曜星の精で、太歳神の反対側にいるため1年の内に破られるということで、歳破神といいます。死亡と盗賊を司る凶神で、建て替え、増改築、動土、移転、嫁婿取り、旅行等を忌む。犯すと、その家の主を殺し、或いは盗難に遭うという。 ただ、禁忌に軽重があり、寅・申・巳・亥の時は咎めがない。したがって、この四年間は、歳破神を気にしなくてよい。

■歳殺神(さいさつしん)

歳殺神は金曜星の精で、最も毒害のある方位であるとされます。五行の土に属する、丑・未・辰・戌の4方位のみを巡行します。歳刑神と同様、武器を格納することは吉ですが、移転、旅行、婚姻、金談には、凶兆あり。特に婚礼などはよくないとされます。ただし大将軍よりは軽いので少しのことであれば構わないとのことです。

■黄幡神(おうばんしん)

黄幡神は羅候星(らごうせい)の精で太歳神の墓。また摩利支天の化身であるともいわれ土を司る凶神。土を動かすこと(建築、移転、修理など)財産に関すること凶。弓を射たり、陣幕を張る、武芸に関することは吉である。辰・丑・戌・未の四方位にしか在位しない。

■豹尾神(ひょうびしん)

豹尾神は計都星(けいとせい)の精で、黄幡神の反対側にいます。豹なので、この方角で家畜を求めてはいけないとされます。また不浄をきらう為、この方位に向かって立小便をすることは凶。出産・結婚も凶とすることが多い。

【方殺】

■本命殺(ほんみょうさつ)

「本命殺」とは、自分の本命星(生年の星)が回座した方位を指します。本命の方位を冒すと、建て替え・増改築・造作・修理・伐木・旅行・結婚・樹木の植え替え・土を動かすなどすると、何らかの被害をこうむる。特に当人自身の上に一番大きく影響するといわれ、健康状態が思わしくないとか、自分の思い違いや決断の迷いから、思いがけない不幸、失敗を招き、仕事面がとかく思うようにいかないとか、恋愛問題に邪魔が入るなどということが自発的に醸されがちとなります。

■本命的殺(ほんみょうてきさつ)

「本命的殺」は本命殺の反対の方位。最も凶悪な方位で本命殺と同様に本人自身にいろいろの影響を与えますが、多くは外部から思いがけなくぶつかってくるもので、被害者になることが多くあります。したがってこの的殺に当たる方位には前もって予防策を講じておけば無事を得る事が出来る。この方位に相剋の星があれば被害は倍増し、相生の星があるときは比較的軽くなる。なお本命星が中宮に入った場合には、本命殺、および本命的殺はないことになります。

■五黄殺(ごおうさつ)

九星の星のうちで、一番強い星。中宮にあるときはよいが、中宮から外に出ると、その方向が凶となり、反対方向も凶となる。五黄土星には自ずから中心・全体・灼熱・腐敗・改変・発芽・生成・盛衰という意味が生じ、不謹慎にこの方位を冒せば、高熱を発する難病や火難に遭い、それも自火を発して迷惑を他にも及ぼすような方災の恐れがあるとする。また、事業は停滞し、不振から更に漸衰の傾向となり、体力も激しく消耗して、まず腹部の胃腸をやられ、精力減退・老化促進のような症状を呈するに至るとします。

あるいは父・母・縁故の高齢者のために苦労が多くなるとか、老朽品を押しつけられて大損をするとか、古い争いごとが蒸し返されるとか、宿痾(しゅくあ)がさいはつするとか、それもかんじんな一家の中心である世帯主、事業体なら首脳者に災厄がふりかかるとなっています。なお、注意を要するのは、その作用がジワジワと緩慢であることです。この方位に向かって、建て替え、増改築、造作、移転、旅行、嫁婿取り、井戸掘り、樹木の植え替えなどの土を動かすことは凶となります。

逆に五黄生まれの人は、暗剣殺と的殺が同じとなるため凶方位が一つ少なく運が強いとも言われる。

■暗剱殺(あんけんさつ)

五黄殺の真向かいを「暗剱殺」といい凶方位としますが、五黄が定位の中宮に入った年・月・日・刻には暗剱殺はありません。

「暗剱殺」は闇夜に凶刀を振りまわされるような怖いめにあうとされ、五黄殺は極めてゆっくりと作用するが暗剱殺は突発的または即発的に、然も外部からの災厄にあいます。たとえば交通事故とか、ハイジャックに襲われるとか、あるいは盗難に見舞われるとか、保証の印を押した結果が財産の差し押さえを食うとか、類焼の災厄に会うとか、そうした思いがけない災厄を受ける方位とされています。従ってこの方位には十分に警戒をする必要があります。この方位に向かっての建て替え、増改築、動土、修繕、伐木、移転、旅行、嫁取りなどは控えた方がよいでしょう。

■歳破(さいは)

歳破とは、その年の十二支の正反対に位置する方位は歳破となります。たとえ九星が相生の吉方であっても、絶対に冒してはならない方位で、その凶作用は破壊性となって現れ、すべてに敗れるという作用が働きます。努力したことが、何かの都合で壊れ、御破算になります。商売上、生活上とかく厄介なことが起こったり、思いもかけぬ破れを生じたりします。上船・転居・旅行も凶。

■月破(げっぱ)

月破は、その月の十二支の正反対に位置する方位はすべて月破となります。歳破と同様の凶作用が働きますが、歳破の十二分の一程度ですが、八大凶殺の一つでありますから軽視することはよくありません。この破の方角を使いますと、すべてに敗れるという作用が働きます。努力したことが、何かの都合で壊れ、御破算になります。

【その他の凶方位】

■定位対冲(ていいたいちゅう)

定位対冲とは、九星が「定位」の対冲に回座している方位をいいます。発現の凶意は「歳破・月破」と同様で、作用は歳破・月破よりやや劣るとはするものの、やはり冒してはならない方位です。

■小児殺(しょうにさつ)

小児殺は、小児のみに適用される凶殺方位で、これを冒すとその家の小児に災厄が起こります。たとえば、腫れ物、怪我、原因不明の病、水死、事故死などの不祥事が発生しやすく、注意が必要です。

■鬼門(きもん)

東北の方角で不吉な方向。この方向に向けての引っ越し、造作は凶とされ、門戸・土蔵・水舎・便所・湯殿を於くことは大凶。この方位は移動することなく常に東北にある。

■都天殺(とてんさつ)

五黄殺につぐ凶方とされ、何事も凶。犯せば災害をこうむる。

■白虎(びゃっこ)

血の神で、婦人の産事を司る。この方位に向かっての建て替え・増改築・動土は凶。

■死符(しふ)

前年の歳破神・太歳神の後に位置する凶神でそれらの神の影響が次の年にも残り、この方位に向かい建墓・井戸掘り・動土は凶とされる。

■病符(びょうふ)

病符も死符と同じで前年の歳破神・太歳神の後に位置する凶神。新規に事を始めると、病気災害をこうむる。

■却殺・災殺(ごうさつ・さいさつ)

ともに歳殺に告ぐ凶方でこの方位に向かっての建て替え・増改築・修理・造作・動土は凶。これを犯すと強盗・殺傷の災いを受けるとされる。

■蚕室(きんしつ)

大将軍の后とされ大将軍に似ている。桑のはを収穫したり、動土は凶。

■日遊神(にちゆうしん)

不浄を嫌い、この神のいる期間は、家の中・便所・台所を綺麗にしておかないと祟りがある。


何か事を起こそうとして、これら方位をすべて気にしていたら何も出来ないことになってしまいます。しかしどうしてもこれらを参考にする場合は、大事な物事を実行する時だけにした方がよいでしょう。またどうしてもぶつかってしまう場合は「方違え」という手法に頼るか、これらの方位を知らず知らずに犯してしまうような過ちが無きよう、またもし犯してしまうような事があった場合も出来るだけ災いが少なきよう、八方除け・方災除けの祓をされたらよいでしょう。

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