郷土の歴史

古老の話 --- 築山つきやま牧場ぼくじょうのおじさんに聞く ---

 私たちは、福井にある築山つきやま牧場ぼくじょうのことを知るために、築山つきやま牧場ぼくじょう築山つきやまさんにお聞きし、いろいろなことを知りました。築山つきやまさんは大正12年にここに移ってきて、牧場ぼくじょうをはじめました。他にも牧場ぼくじょうをやっている農家が4〜5けんあったそうです。

  移ってきたころは、馬は6頭、牛は7頭でした。今は、馬は3頭、牛は30頭もいるそうです。牛からとれるちちは、1日に、大きなかんに3かんあるそうです。1かんに82.5リットルはいるので、3かんで247.5リットルになります。とれちちはサツラク牛乳という会社の工場に車で持っていきます。昭和27年までは、今のように車で運ぶのではなく、馬車や馬そりで運んでいたそうです。

 そのころ、工場は今の札幌市民会館の場所にあったそうです。朝しぼったちちを馬車で運ぶのに2時間半もかかったので、昼の半分は、ぎゅうにゅうを運ぶのにかかってしまったそうです。冬や春さきは、手稲に雪があっても、札幌の町にはあまりなかったので、円山まで馬そり、円山から馬車で工場まで運んだこともあったそうです。

  今は、りっぱなふもと橋がかかり、道路もほそうされ、車もふえて便利になっています。30年前までは、こんなに不便だったことが夢のようです。そしてそのころ4〜5けんあったという牧場ぼくじょうはなくなって、築山つきやま牧場ぼくじょうから福井、平和を見ても、たくちばかりが目につきます。私たちは、西野がすごいいきおいでかわっているなあ、と思いました。

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