神道

 最近神社と寺の区別が付かない人たちが居ることには驚かされています。でも、いざ「神社って何?」と聞かれると答えられる人は少ないかも知れません。そこで神道(しんとう)について簡単に説明致します。

 まず仏教は仏の教え、つまりインドの釈迦(しゃか)の教えを広く社会に開き、苦悩に沈む民衆を救うこと、つまりお説教が根本となっています。神道は日本民族固有の伝統的な生活が自然崇拝となり、それが次第に祖先神・氏神・祖国神の崇拝を中心とするものになり、日本民族の精神生活の基本として受け継がれてきた 『道』です。

 そもそも神道という言葉は、仏教と峻別するために創られたもので、それ以前は惟神(かんなが)の道「神様の御心のまま」と云う意味で、其の御心のまま行動することが最高の道と考えていました。

 ときには山が神であり、海そのものが神であり、あるいは森や石そのものが神でした。人間も其の一部で、四季の恵みを分け与えられて生きているのです。ですから神道には、教祖、教典などはなく、森羅万象すべてが教祖であり教典なのです。それが故に、それぞれの地域の生活様式、文化、伝統、又それぞれの人によって神様に対する接し方、神観念が異なり統一されない部分も多数有るのです。

  明治以後は、神社は伊勢神宮を頂点とする国家管理のもとに置かれ、神社神道(国家神道)として祭祀は国家が中心となって行われるようになりましたが、神道理論や祭祀に基づき教祖・教理をもち、信仰団体として神社神道から分かれて活動したのが、神道十三派と云われる「教派神道」(きょうはしんとう)である神道大教・黒住教・神道修正派・出雲大社教・扶桑教・実行教・大成教・神習教・御岳教・禊教・神理教・金光教・天理教です。

 太平洋戦争終結後、進駐軍総司令部GHQは国家神道廃止を求めた「神道指令」を発し、神社は国家管理を離れ、おのおのが宗教法人となったのです。

 しかし初めに述べたように神道は天地悠久(てんちゆうきゅう)の大道(たいどう)であり宗教という表現はこれになじまず、日本の家庭において仏壇と神棚が一緒に祀られてきた事もこれが所以でしょう。


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